12「遠き山に日は落ちて」 180㎜ 1994
夢中になって遊んでいたら、わたしたちの「日」も暮れた。
今日の収穫を持って、家に帰ろう。
(『遠き山に日は落ちて』は、ドボルザークの『交響曲第九番「新世界より」』の第二楽章のテーマです。宮沢賢治『銀河鉄道の夜』で、「そしてまったくその振子の音のたえまを遠くの遠くの野原のはてから、かすかなかすかな旋律が糸のように流れて来るのでした。「新世界交響楽だわ。」姉がひとりごとのようにこっちを見ながらそっと云いました。全くもう車の中ではあの黒服の丈高い青年も誰もみんなやさしい夢を見ているのでした。」ここで流れてきたのはきっとこの、『遠き山に日は落ちて』)